夏休みのドライブで事故防止!8月に多い事故パターンとその回避術
はじめに
8月といえば、夏休みやお盆休みを利用して旅行やドライブに出かける人が増える季節です。ですがその一方で、警察庁のデータでも明らかなように、8月は交通事故の件数が年間でも上位を占める月となっています。なぜこの時期に事故が多くなるのか、そしてどうすれば事故を防げるのかを見ていきましょう。
1. 高速道路での「ながら運転」に要注意
最近問題視されている「ながらスマホ」。長時間の高速走行中に、スマホでナビを確認したり、SNSを見たりしてしまう人が後を絶ちません。特に休憩せずに何時間も運転していると、油断からこうした危険な行為が増えがちです。
回避術
• ナビ操作は必ず停車中に。
• スマホは運転中は手が届かない場所に置く。
• ハンズフリー通話でも注意散漫になるので、会話は最小限に。
2. 夏の「飲酒運転」は危険の塊
ビアガーデンやバーベキュー、夏祭りなどでお酒を飲む機会が増える8月。つい「1杯だけなら」と車を運転してしまう人がいますが、これは重大な犯罪です。アルコールは少量でも判断力を鈍らせ、事故リスクが何倍にも跳ね上がります。
回避術
• 飲酒予定があるなら、最初から運転を計画しない。
• 「代行サービス」や公共交通機関を活用。
• 翌朝の運転にも注意(寝てもアルコールが残っている場合がある)。
3. 夜間の運転で増える事故
夏は日が長いため、気づけば夜遅くまで遊んでしまい、帰りの運転が夜になるケースが増えます。しかし、夜間は視認性が悪く、歩行者や自転車を見落としやすくなります。
回避術
• できるだけ明るいうちに帰宅する計画を立てる。
• ヘッドライトを早めに点灯し、歩行者を意識して運転。
• 疲れているときは運転せず、休息を優先。
4. 観光地付近での予期せぬ危険
夏は海・山・川など自然に囲まれた観光地に車で向かう人が多く、慣れない道や狭いカーブ、歩行者との接触事故なども多発します。また、レンタカー利用者による運転ミスも見られます。
回避術
• 事前に経路を確認し、迷わないようにナビを活用。
• 観光地周辺では速度を落とし、慎重な運転を。
• 駐車場の出入り時も歩行者に注意。
5. エンジントラブルと事故の関係
真夏は車への負担が大きく、エンジンやタイヤのトラブルが発生しやすくなります。高速道路でのエンジントラブルは事故に直結する危険もあります。
回避術
• 旅行前に点検を受ける(バッテリー・タイヤ空気圧・冷却水など)。
• エアコンの効きが悪い場合は早めに整備。
• 予備の水や工具、連絡手段(スマホ充電器など)も用意。
おわりに
楽しい思い出をつくるはずの夏のドライブが、事故によって一転して悲劇になることもあります。8月特有の交通事情を理解し、事前に備えることで、未然に多くの事故を防ぐことができます。家族や友人の安全のためにも、ルールとマナーを守った運転を心がけてください。
