交差点を右折するとき、見通しの悪いカーブを曲がる時、急に二輪車が現れてヒヤッとしたことはありませんか?これからの季節、二輪車でツーリングする方が増えてくると思
・・・(続きはこちら) 交差点を右折するとき、見通しの悪いカーブを曲がる時、急に二輪車が現れてヒヤッとしたことはありませんか?これからの季節、二輪車でツーリングする方が増えてくると思います。今回は二輪車との事故を防ぐためにはどうしたらよいか考えていきたいと思います。
二輪車乗車中の交通事故死傷者数は相手が四輪車だった場合全体の9割を占めています。対四輪車との交通事故パターンを見てみると出会い頭事故が最も多く、次いで右折時、左折時と、交差点等での死傷者が多いことがわかります。
出会い頭事故のうち交差点での死傷者数を信号機の有無別の割合でみてみると信号機無しの場合は全体の約84%を占めています。信号のない交差点での二輪車飛び出しを予想できず事故に至るケースが多くみられます。
二輪車との事故を防ぐために
・信号機のない交差点では、十分な安全確認を行いましょう
見通しの良し悪しにかかわらず信号機のない交差点では二輪車が飛び出してくることを考えて、徐行しながら走行しましょう。また、一時停止の標識があるところでは必ず停止しましょう。
・交差点の右折時は、十分な安全確認を行い、いつでも停止できる速度で右折しましょう。
交差点を右折するとき、対向車や歩行者に気をとられ二輪車の存在に気付かない可能性があります。
例えば、対向車が交差点の手前で停車した直後に右折を開始すると対向車の陰からすり抜けてきて衝突する危険性があります。
右折するときは十分に減速して交差点に入り、対向車やその先の横断歩道の通行状況を確認して通行しましょう。対向車や歩行者がいる場合には一時停止して安全をかくにんしてから走行しましょう。対向車が一時停止した際には二輪車のすり抜けを考慮していつでも停車できる速度で進行しましょう。
・交差点の左折時は、左後方の安全確認を十分に行いましょう
交差点を左折するときは左後方の安全確認を行わないと後方から近づく二輪車を巻き込む事故に繋がる危険性があります。
左折するときは周囲に左折することを知らせるウィンカーをつけ、左後方から二輪車が来てないか確認し、車線の左側に車両を寄せて二輪車のすり抜けを防ぎます。サイドミラーで二輪車を遠くに確認できた場合でも目視で確認すると思っているよりも近くに来ている場合があります。徐行をしながら目視で左後方を確認するのも大切です。
・カーブでは十分に速度を落とし、ハンドルを安定させましょう。
カーブや曲がり角では、二輪車が対向車線を逸脱してくる危険性があります。万が一二輪車が車線を逸脱してきても四輪車側の速度が落ちていれば安定したハンドル操作が可能になり回避しやすくなります。
車線が狭い峠道などでは二輪車以外にも四輪車の逸脱にも注意が必要です。カーブ、曲がり角では危険を感じたらいつでも止まれる速度で走行することが大切になってきます。
二輪車に乗る方にとっても四輪車に乗る方にとってもお出かけしやすい季節です。道路では心の余裕をもって運転しましょう。