寒さが一気に厳しくなり日没時間が早くなってきましたね。この時期は日照時間が短くなる関係で交通事故が多くなります。秋・冬の事故は気をつけるべきポイントを理解すれ
・・・(続きはこちら) 寒さが一気に厳しくなり日没時間が早くなってきましたね。この時期は日照時間が短くなる関係で交通事故が多くなります。秋・冬の事故は気をつけるべきポイントを理解すれば確実に減らせると思います。今回は秋・冬に増える薄暮時間帯の交通事故についてみていきます。
みなさんは一日のなかで最も死亡事故が多い時間帯をご存知ですか?17時~19時の帰宅ラッシュの時間帯に死亡事故が増える傾向があります。
日没の前後1時間は「薄暮時間」とよばれておりこの時間の死亡事故の傾向として「自動車対歩行者」が半数にものぼり、昼間と比べると約4倍も死亡事故が起きています。
歩行者が道路を横断中の事故が86%を占めており交通量が増える時間帯の事故が多くなっています。その傾向が顕著に出るのが9月以降の秋から冬にかけての日没時間が早くなり、薄暗くなっていることに気づかず視界不良になりやすいからです。
また、冬に近づくにつれて太陽の傾きが変わり太陽が沈む方向と進行方向が一致してしまうと眩しい状況が続き前方が見えづらい状況になります。
このように秋以降の運転は「薄暮時間」をどのように対処するかが交通事故防止のカギになります。
ドライバーとして気をつけること
・早めのヘッドライト点灯
最近の車は自動でヘッドライトが点灯する機能が搭載されていますが少し古い車だと手動で点灯させる必要があります。夕方に運転していると薄暗くなっているのに目が慣れてしまいヘッドライトの点灯が遅くなりやすくなります。普段から早めのヘッドライト点灯を意識してだんだんと癖付けていきましょう。
・信号のない横断歩道や細い道は速度を落として走行しましょう。
薄暮時間は周囲の歩行者を見落としがちになります。住宅街などを走っていると信号の無い横断歩道や細い道などで急な飛び出しに対応できない可能性があります。なので、そういった場所では車の速度を落とし慎重に運転しましょう。
・街灯が少なく、対向車が少ない場合はハイビームを活用しましょう。
警察庁の調べでは自動車対歩行者による死亡事故を分析したところハイビームを活用していれば衝突を回避できていた可能性が高いことが判明し、ハイビームの活用は事故防止に一定の効果があると明らかになりました。
また、ハイビームを活用している時は対向車が来たさいはすぐにロービームに切り替えましょう。そのままにしておくと対向車側が眩しく事故やトラブルの原因となります。
歩行者が交通事故を防ぐためにできること
・明るい色の上着を着ましょう
ライトに当たった場合明るい色の服だとライトが反射してドライバーに気づかれやすくなります。自分の存在を車にアピールできるように夕方、夜に外に出る際は意識して明るい色の服を着るようにしましょう。
・反射材を使いドライバーにアピールしましょう
上記で紹介した明るい色の服よりも効果があるのが反射材です。反射材というとたすきのように肩から掛けたり腕に巻き付けたりするものを思い浮かべて装着するのに抵抗感がある方もいると思います。しかし今は反射材着きの靴だったりキーホルダー型の反射材もあります。じぶんに合ったものを選びましょう。
ドライバーも歩行者もお互からどのように見えているかを意識し夜間の交通事故防止に努めましょう!