2月も雪に備えましょう!

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まだまだ寒い日が続きますね。普段山梨県は雪が多く降る地域ではないですが、2014年の大雪のように2月や3月にも雪の降る可能性は大いにあります。今回は今からでも出来る大雪が降った際の対策と大雪が降った際に起こるホワイトアウトなどの対策方法を伝えていきたいと思います。

雪が降った際気をつけるポイントは大きく5点あります。

・スリップが起こりやすい

・車の停止距離が長くなる

・視界が悪くなる

・積雪時は道路標示が見えなくなる

・立ち往生

 

積雪量が少ない山梨ですがいざという時に慌てないように雪の時の対策を見ていきましょう。

 

スリップが起こりやすい

タイヤがスリップすると再びグリップが回復するまで操作不能になってしまうため、降雪時は馴れた道を運転する場合でも油断してはいけません。交差点・カーブ・橋の上などのアイスバーンが発生しやすい場所を走行する際は“急”のつく動作は控えましょう。

例えば交差点など交通量が多い場所で積雪があると雪が解け圧雪され鏡のように凍結して滑りやすくなるミラーアイスバーンが発生しやすくなります。黒いアスファルトが見えている路面は一見滑りにくそうですが実際はブラックアイスバーンになっているかもしれません。ブラックアイスバーンとはアスファルトの上に薄い氷が張っている状態で一見濡れているだけに見えるため油断しているとスリップしてしまいます。雪が積もっていない路面でも「凍っているかもしれない」とかもしれない運転を心がけましょう。

 

車の停止距離が長くなる

積雪路では路面とタイヤの摩擦係数が低くなります。その為車の停止距離が長くなり、ブレーキをかけてもなかなか車が止まらず追突事故を起こしてしまったり、赤信号で交差点に進入してしまうなどの危険があります。

 

視界が悪くなる

降雪時は前方だけでなくサイドミラーやリアウインドウにも雪が付着する為後方や側方の視界も悪くなります。特に風が強い日は吹雪や地吹雪によるホワイトアウトが発生します。ホワイトアウトが起きた際はハザードランプを点けて少しずつ減速していきましょう。徐行するか、安全な場所に停車し視界が戻るまで待ちましょう。

ホワイトアウト中は数メートル先も見えなくなるので急停車すると後方の車から追突されるだけでなくスリップ事故の原因になります。

また、前方車両がある程度見えるのであれば車間距離を維持しつつ追走しホワイトアウトから抜けきる選択肢もあります。新雪だと大型車などによって巻き上げられた雪が雪煙となってホワイトアウトに似た現象が起きる場合があります。大型車の後方を走っている際や、すれ違いそうな場合はワイパーを事前にかけたりすぐに減速できるように備えておきましょう。

 

積雪時は道路標示が見えにくい

横断歩道や一時停止場所には、道路標示とともに道路標識が設置されている場合が多いので、積雪により道路標示が見えない場合は道路標識によく注意して走行しましょう。また、センターラインや道路端はわかりにくい場合は、道路の中央や左端に寄りすぎないようにしましょう。轍やタイヤの跡がある場合は、それに沿って走行するのがよいでしょう。

 

立ち往生

大雪が降っている際は高速道路や幹線道路で渋滞が起き立ち往生してしまう可能性があります。立ち往生してしまった際一番気をつけなければならないのは排気ガスによる一酸化中毒です。雪によりマフラーが塞がると一酸化炭素が車内に充満してしまいます。無色無臭な一酸化炭素は気づかないうちに充満し健康被害を訴えるケースは少なくありません。立ち往生してしまった場合はエンジンを切り車内の中で毛布や上着を使い暖をとりましょう。また、定期的にドアが開くか確認しタイヤ、ドア、マフラー周りの雪かきを行いましょう。雪道を走る予定のある方は万が一に備えスコップなどのアイテムを車に備えておくと安全です。

雪道のトラブルのために備えとくと便利なアイテム

・牽引ロープ

・毛布・タオル

・スノースコップ

・長靴・手袋

・ブースターケーブル

・タイヤチェーン

・懐中電灯

このほかにも車のガソリンを満タンにすることを心がけるといざというとき暖をとることができます。

 

今回は雪道の走行時に注意するべきことを紹介しましたが雪予報の日は極力外出を避けトラブルや事故のリスクを回避することが大切です。どうしても外出される際は“急”のつく動作は避けることで事故を減らすことができます。万が一のトラブルに対応できるように備えておきましょう。

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